2022年9月10日土曜日

3ステップで中国語オタクフレーズを作ってみよう

※以下はJ.GARDEN52にて頒布した「中華BL用語大事典・弐」に収録したコラムである、BL用語だけではなく、オタク用語というか中国語全般的な話なのでここで公開したいと考えている。

「中華BL用語大事典」シリーズにご興味があれば書店委託(東方書店さま)または自家通販をご利用ください。


2022年4月5日火曜日

なぜ中国ではBLを「耽美」と呼ぶのか、「耽美」の語源から見る中国サブカルチャーのあり方

※以下はJ.GARDEN50にて頒布した「中華BL用語大事典」に収録したコラムである、少し公共性の高いテーマでもあり、ブログにて公開してみた。ご意見などは気軽にどうぞ。




2021年10月11日月曜日

雑談とJ庭来場のお礼と自家通販開始のお知らせ

  ほぼ2年ぶりに同人誌を作ってイベントに参加した。コロナのせいでイベントが開催できないとの原因もあったけどもともと2020年は少しペースを落として旅行なりに行きたかった、まあ結局旅行もなかなか行けず、ただただ何もしなかったまま1年間がすぎた。

 2020年末から今年に入ってきてコラム何本か書いたら、よし調子戻ってきてるっぽいから同人誌作るかーって思って書き出したところ、まあ難しかった、まあ考えてみたらコラムも毎回苦しんでるし。なんだろうなー、達成感よりも書けない、伝わらない、インプットがまだまだ足りないなど負の感情はずっと覚えているんだね。

 

 以前もブログで書いてあったと思うが、同人誌を作るとき、とにかく有用性を意識している。自分が作っている用語辞典の場合、できるだけ多くの言葉を取り上げて紹介するのも有用性を高める方法の一つなんだが、今回は見通しが甘かったので(ゲームに夢中すぎた・・・)、皆さんに通常より少ない内容しかお届けができなかった、これについては本当に申し訳ないと思っている。なかの一部内容も、ちょっと分かりにくかったな、もっと分かりやすい表現があるんじゃないかなと今になって不安を覚え始めた。それに、今まで「中華オタク用語辞典」を読んでいただいた方なら分かるかもしれないが、今回の書き方は今までと少し異なる。実際の例よりも、言葉にまつわることをメインに書いて、コラムを入れた。というのも、今回は「大事典」というネーミングで、発生した「事」について分かりやすく、背景まで把握していただきたいのは目的、実際言葉を活用し、SNSで交流を話す目的を少し劣後させてもらった。事例をたくさん入れて読み物としての娯楽性は上がるかもしれないが、少し趣旨から離れた気もするし、私が現在一番にやりたいことでもないなと感じた。と言いつつも、あまり手応えがない。Twitterでの試読版も結構リツートされたのでじわじわとプレッシャーを感じたし、イベントに出た際も、「こういうのを探していました!」と言われたときは嬉しさが半分で申し訳なさが半分。なので次回は必ずパワーアップして皆さんにお届けしたいと思う、皆さんからもこれを知りたい、これを取り上げてほしい、ここが分かりにくい、これはどういうことっていうご意見をどんどん寄せていただければと思う。

 暫定だが、次回は中華商業BL用語、同人BL用語、ネットスラングの三分類について詳しく書きたいと考えている。商業BL用語は晋江文学城など中国小説サイトからタグメインに収集予定、同人BL用語はAO3の中国語投稿から、同じくタグメインに収集予定。ネットスラングは思いつきベースで使用頻度の高いものをピックアップ、今回と同様に、中国のBL事情を説明するコラムや小ネタなどを用意する。AO3に関して実はすでに一部データ収取しており、どう分析して、可視化していくのか、書きながら悩みたいところ。


 個人的に、イベントに実際いろんな人と会話ができるのは一番楽しいと思う、話してあぁ〇〇が本当に人気だな、✕✕を知りたい人がいるんだなってそこで初めて気づく。なので、J庭50でブースまで来ていただいて、話をさせていただいた方々に本当に感謝する、引き続き同人誌を作っていきたいモチベーションが上がった。


 長くなったが、最後は自家通販について知らせてください。今回もBOOTHにて自家通販を行う。平日はまれに対応するかもしれないが、まとめて土日で発送する可能性が高い、またBOOTH側手数料の引き上げでイベント価格より少し高めの販売価格を設定した、ご理解のほどをお願いします。


商品ページ:https://hathiko8.booth.pm/items/3346598


2020年1月2日木曜日

「有用性」のない中国論と自分の話

 私は中華オタク用語について解説した時、とにかく「有用性」を心がけている。
 タイトルに「辞典」を入れたのも、辞書っぽいつくりをしたのもそれが原因。内容も、できるだけ客観的な論述にし、そこまでかしこまってないが書き方や言葉遣いも論文に寄せた。なぜこのような工夫をしないといけないかと、二つの理由がああ。一つは、「あなたの感想ですよね」的なコメントを避けたい。そしてもう一つ主要な理由は、「面白い」だけ売りにした中国記事(書き物)は読まれないと思うからだ。
 しかし、10年前の中国記事はそうじゃなかった。
 
 10年前、中国関係の記事は毒餃子、すぐ爆発する中国などネタ系の記事がほとんどで、「有用性」どころか、ある意味で「面白い」だけあって「消費」されるものであった。掲載も個人ブログやまとめサイトが主流だった。当時日本語がまだまだ流暢ではなかった私は頑張って中国はそうじゃない、事実は違うと日本語で書き込んで自分の主張を伝えようとした。
 ところが、最近、多分この四、五年の出来事だと思うが、中国関係の記事の色が少しずつ変化していた。中国の経済力やハイテック/IT業界に焦点を当て、これらについて紹介・解説する記事が年々増えている。「中国すげー」と本気で思って中国で起業したりする人もいるだろうと思うけど、もっと大半の日本人はおそらく、これからどうやって中国と付き合うかに困っているであろう。これら中国関係の記事はこのような悩みを解消する一つの手がかりであって、世の中のニーズを満たしていてたくさんの方に読まれて当然のことだ。
 
 このような変化は私が中国大学の日本語学科を想起した。それも10年前だったら、日本企業に入って安定した職を手に入れるために日本文化に全く興味のない人でも進学したりした。今日に至り、日本のメーカーが中国から次々と撤退して給料や福利厚生も悪くなる一方、それでも日本語を勉強したい、日本に行きたいと思う学生さんはたいてい日本文化が好きで、サブカルチャーなら何なら日本に関する趣味を持っている。
 「有用性」から脱却した日本語は依然人気で、「有用性」から脱却した中国論はどこまでの需要があるだろうか。そう考えると寂しくて寂しくて仕方がない。

 あとがきでも何回か書いているが、同人誌が書籍化できたのもすごくラッキーで今この時代のおかげだと思う。中国のGDPはずっと上がるにもいかないし、ITバブルも破裂せずずっと継続するわけではないし。中国論も、私個人も、いつかこの「有用性」が必要でなくなったらどうやって自分自身の価値を取り戻すか、そう考えて書くだけで涙が出てきそう。

2019年10月8日火曜日

なぜ中華ドルオタ界隈では「公式が最大手」という概念が存在しないか

 先日角川にて「中華オタク用語辞典」の勉強会をやらせていただいた。事前にいただいたご質問のなかに、大変興味深いのがあった。

「発糖」の項の「糖里有毒」、わかる!と思いました。これのバリエーションだと思いますが、「砂糖にガラスの破片が混じっている」という意味の中国語の言い回しがあるとネットで見かけました。こういう表現、もっと教えてください。
(これはアイドルオタク用語ということですが、四字熟語の章で取り上げられている「官逼同死」も公式からの供給を指す言い回しですね。アイドルとアニメで言い方が違うということでしょうか。その違いを知りたいです)

  質問の前半は、元ネタのツイートの返信を見ていただくといろいろとバリエーションがあるので、ここでは割愛とする。後半の、アイドルとアニメで言い方の違いについて、少し極端な言い方になるが、私の見方として、中華ドルオタ界隈では「官逼同死(公式が最大手)」という概念がそもそも存在しない(ここのドルオタは男性アイドルが好きな女性と限定させていただく)。この記事では、この理由について深掘り、勉強会でやや不十分な解答を改めて整理・補足したいと思う。

 私は日本のアニメ・マンガなど、いわゆる「二次元」のコンテンツを主食としている。こんな私だが、四、五年前に中国の少年アイドルグループ「TFBOYS」をハマったことがある。当たり前のことに、ドルオタはアニオタと喋ってる「言語」が違う。「中華オタク用語辞典」で取り上げたアイドル用語はまさに私がこの時期学んできた言葉ばっかりであった、もちろん、言葉だけではなく、ドルオタとアニオタの文化違いも興味深い見ていた。
 前置きが少し長くなったが、本題の「なぜ中華ドルオタ界隈では『公式が最大手』という概念が存在しないか」について、私の仮説は、「ドルオタのカースト、腐女子が最下位だから」である。

 完全に私の独断と偏見だが、ドルオタのカーストをざっくりイメージ化したらたぶんこんな感じになる↓(それぞれ中国語の詳しい解説は「中華オタク用語辞典」をご参照ください)

 
 つまり、単推しが一番えらく、彼女たちは箱推しをライバル視し、掛け持ちを見下しているのだ。彼女の理屈は分からなくはない。

  • 箱推しは事務所や運営に洗脳されている、グループ内のバランスを維持するのに自分の推しが不利益になる
  • CP厨や腐女子が好きなのは「腐向けコンテンツ」であり、アイドルそのものではない
  • CP厨や腐女子はエサがあるから掛け持ちしている、推しへの愛が不純すぎ
  • 掛け持ちも、実際平等に二人を扱っていない(より受けが好きか、より攻めが好きかなどの傾向がある)

 このように、推しにすべての愛をささげ、一番純粋な心を持つ単推しのファンはカーストの上位にとった。
 
 私自身は腐女子であり、TFBOYSをハマったときもメンバー同士のカップリングが好きだった。日本も同じように、実在人物同士のカップリング、いわば「生もの」の取り扱い注意への呼びかけは常に行われているし、二次創作力が高く、購買力もあるもののあまり堂々とアピールできない気まずい立場になっている。ましに、TFBOYSメンバーがデビュー時、全員未成年なので、その辺への自粛がさらに厳しかった。なので表面上、各メンバーの単推しファンがファンの大部分を占めている(ここではTFBOYSを例にしたが、TFBOYSに限らない話だと思う)
 また、日本の場合だと事務所の力が強く、傘下のアイドルはどのような戦略を取るか、事務所自分自身が決まるもの、ファン内部のルールを作ってあげたりもする。中国はある意味真逆かもしれない、ファンは力持ちで、ファンが事務所をチェックする目線も厳しい。単推しも箱推しもおそらく一番恐るのは、アイドルが人気になっても「腐女子に媚びるから人気になった」というレッテルが剥がれないこと(あまり王道じゃないからかな?)、事務所もある意味これを恐れ、下積みの時期はまだこの辺の企画をやるかもしれないが、少しだけでも人気が出たらすぐ路線を変えたりする。当時の活動も黒歴史扱いか、全く触れなくなる。
 つまり、単推しメンバーのファンが大多数、腐女子に媚びる必要があまりない、媚びたところで炎上したら怖い、という理由で事務所主導の「公式が最大手」行為がほとんど存在しない結論になる。

 (腐女子が不憫に思ってしまったよ・・・)

2019年1月10日木曜日

前澤社長に知ってほしい中国版ツイッターの「お年玉キャンペーン」事情(上)

 前澤社長のフォロー&RTでお年玉あげるキャンペーンは昨日で終わった。変なところでプライドを持つオタクなので、前澤社長本人はフォローしていないし、元のツイートもリツートしなかった。それでもツイッターにおいてのお祭り状態、インフルエンサーによるSNS運営系の考察ツイートは面白く拝見させていただいた。
 タイミング的にちょうどPaypayの「100億あげちゃうキャンペーン」に近いので、この二つの事例をあげながら分析した方は少なくない。確かに手法やインパクト、効果などが近く、比較対象として分かりやすいが、スコープは日本国内だと少しもったいないと感じた。というのは、前澤社長ご自身は専属アシスタントを起用するほど中国SNS上のアピールを重要視している、今後「お年玉キャンペーン」と似たような手法で中国SNSで影響力を拡大するかもしれない 。WeiboとTwitter、それぞれサービスとしての機能、ユーザー利用習慣、利用層が異なるなか、どういった点を配慮すべきかについて解説していきたいと考えている。前澤社長のみではなく、中国SNS運用に興味がある方であれば、少しでもお役に立てればと考えている。
(もう知ってたよっていうなら、ごめんなさい…)

 それでは本題に入るが、主に二つの部分に分ける。第一部では、もしも中国のweiboで「お年玉キャンペーン」をやろうとすると、どういう仕組みを利用するかについて概要的な説明となる。第二部では、実際のケーススタディで「お年玉キャンペーン」を利用して影響力拡大を狙っているならどうすればいいかの分析を試みる。

1、Weiboの「お年玉キャンペーン」こと微博抽奖(weibo福引き)

 前澤社長の「お年玉キャンペーン」で当たった人の特徴をまとめた投稿を拝見させたが、「実名」「顔出しアイコン」「夢を具体的に語った」と三つほどあげられた。フォロー&RTを条件することに裏返し、実際のやり方は懸賞形式。Twitter社は抽選するアプリケーションがないし、ZOZO社的に「夢」を売りにしたいので仕方がないと納得つくが、中国版Twitterことweiboで展開すると、このやり方はまずできない。その理由は、weiboの「微博抽奖」機能(以下「weibo福引き」とする)は特定の誰かを抽出することができなく、全てアルゴリズムによるコントロールするものだからだ

 今だに利益を伸び悩んでいるTwitter社と違い、weiboは近年着実に利益を上げつつある。利益基盤の安定はweiboコア機能の新規開発にも繋がっている、抽選機能を果たすweibo福引き機能も近年リリース[注1]されたコア機能の一つである。
    利用マニュアルによると、weibo福引きはweiboユーザー全員が利用できる機能である、ただし当選者を絞る条件を設定できる範囲は無料/有料会員によって異なる。さらに有料会員でもランクが存在し、高い年間運用料金を払うほどより細かく設定できるとのこと。

 オレンジ色のバッジと金色の王冠から推測すれば、前澤社長はweiboの有料会員である。

前澤社長のweiboプロフィール
有料会員の中でもランクがあると前述したが、どういうランクなのかはまだ判断材料が少ないので、仮に1億円現金を配ろうとしたら、高級版(年間運用費5000元)を支払うのは最低条件である。

福引き権限一覧表。「微博抽奖平台高级功能介绍」より

 表の一番左、青の列は当選者の属性を指定する条件である。主に分類すると以下の三パターンである。
福引きのフィルタ:なし、あり(通常)、あり(強度)
福引きの前提条件:フォローする、共通フォロワー、地域、キーワード
福引きのトリーガー:他人にメンション、コメントする、いいねを押す
前提条件とトリーガーについて、Twitterを利用したことがある方なら理解しやすいと思うが、最初のフィルタは何かというと、weibo独自のアルゴリズムである。アルゴリズムの中身はもちろん企業秘密だが、以下weiboのCEO王高飛の発言から分かったことは、アクティブユーザーを判別する仕組みであり、ユーザーの利用行為はそれぞれ重さが違ってくる。結果的に、ROM専だとbotだと判定されやすく、写真を投稿したり書き込んだりすると提供できるユーザーは本物だと判断され、結果的に当選しやすい。


WeiboCEO王高飛の投稿
 冒頭でも説明した通り、フィルタなど条件の設定で当選者を絞られるが、人為的に福引きの結果を左右することができない。Twitter的な懸賞方式が利用できないが、誰でもあたりそうという可能性にかけて中国でやろうとしても記録的な数字を出せるのではないかと考えている。逆に応募者目線で考えると、日頃からコツコツ投稿しておくことは当選されやすくなる。

 感がいい人はここで気づいたと思うが、上記weiboのCEO王高飛が言及した内容は次回ケーススタディの一つ事例となる。さらに面白いことに、この記事を書いてる本日、前澤社長はご自身のweiboで以下のように投稿した。引用された中国ビジネス専門メディア「財政網」は前澤社長のことを「日本王思聪」という風に紹介した。

中国ビジネス専門メディア「財経網」が「お年玉キャンーン」を取り上げたことに対して、前澤社長は「夢について語ったリプライを見て感動した。1億円を払った甲斐があったと感じ、今後もみなさんに喜んでもらうようなことをしたいし、中国の方々にも夢を与えたい」と公式コメントした。
王思聪は中国不動産巨頭の御曹司で、私が今回冬コミで頒布した『中華オタク表現辞典』の中でも少し触れていたが、彼は大金持ちでありながらもネット上で素な発言をしたりして若い世代の共感を呼んでいる。そして彼は今まで何回も福引きキャンペーンを開催し、毎回記録的な数字を出している。彼の事例を取り上げて次回の記事で分析していきたいと考えている。また一般ユーザーによる意外すぎる福引きの使い方についても、ケーススタディのもう一つの事例として取り上げる予定。
それでは次の記事で!


注1:リリースされたのは2015年5月20日だと思われる。出典:https://www.weibo.com/5581785513/CiIxrbfPD?from=page_1006065581785513_profile&wvr=6&mod=weibotime&type=comment

2018年8月8日水曜日

【告知】C94新刊試読版&委託書店情報

 お久しぶりです。はちこです。
 コミケの季節がやってきました。なんと今回も頑張って新刊を作りました。ツイッターですでに試読版および品書きを公開しましたが、委託に関していろいろと問い合わせをいただきましたので、ブログ記事での形でまとめたいと思いますので、ぜひご利用ください。

■ C94お品書き


 なお新刊・既刊ともに500円での安定価格です。


■ 新刊・既刊の試読版
 Pixivのほうはページ数が一番多いですが、アカウントがお持ちでない方にもツイッターより一部試読版がご覧になります。

- Pixiv
新刊「中華オタク用語辞典・参」試読版:
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=70042936
既刊「中華オタク用語辞典」試読版:
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=64369436
既刊「中華オタク用語辞典・弐」試読版:
https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=66528808

- Twitter&Blogger
新刊「中華オタク用語辞典・参」試読版:
https://twitter.com/hathiko8/status/1026123071311114241
既刊「中華オタク用語辞典」試読版:
https://twitter.com/hathiko8/status/946783546466746368
既刊「中華オタク用語辞典・弐」試読版:
http://hathiko8.blogspot.com/2017/07/3.html


■ 委託書店情報
 今回は引き続き、東方書店様に委託をしております。新刊は最速8/12(日)以後から販売開始になれるかと思います。既刊は今まで通りに取り扱っていただいていますので、大人買い(?)にぜひ!
 コミケの人混みが嫌いな方、ぜひ神保町の東方書店様にて購入していただればと思います。遠方の方であばれ、東方書店様の通販サイトにもぜよろしくお願いいたします。

 以下書店の情報となります。
 ・ホームページ:https://www.toho-shoten.co.jp/
 ・公式ツイッター:
 東方書店 https://twitter.com/tohoshoten
 東方書店 東京店(神田神保町) https://twitter.com/toho_jimbocho


■ 通販情報
 当日新刊・既刊の余分はBooth(https://hathiko8.booth.pm/)にて販売予定です。完売の場合は後日再版するかもしれませんが、時期についてお約束できませんので、わかり次第ツイッターにて告知させていただきたいと思います。


 今回も表紙担当のくーみんさん、校閲担当のYさん、ツイッターで拡散していただくみなさんのおかげで新刊がやっと完成した状態になったと思います。「現代中華オタク用語辞典」は三冊目にして、まだまだ書きたい内容はたくさんあります。難しいですが、今後も今までのベースで新刊を出し続けたいと思いますので、引き続きご応援のほどよろしくお願いいたします。

 最後になるのですが、コミケ会場ではよく新刊・既刊の傾向について聞かれます、どれを買ったほうがいいですか?といった質問をいただいたこともあります。強いて言えば、確かに一冊目は全体像、アニメ・漫画・ゲームオタク万遍なく解説したもので、二冊目はアイドルオタクは重点に置きましたが、それぞれ内容に関連性があり、クラスターごとに使う言葉はやや違ってもネット上の拡散により共通言語になることは頻繁に発生します。原作者としてたくさん買っていただく気持ちはもちろんありますが、何よりも自分の守備範囲以外の知識を取り入れることにより、新たな気づきや、新たな見方ができると思いますので、全シリーズのご購入を強くおすすめいたします。

 最後の最後ですが、承認欲求が人の倍ぐらいあるオタクなので、新刊・既刊問わず、感想をいただくのは一番嬉しいことです。同人誌の一部を写真でとってSNSなどにあげていただくことも拡散に繋がりますので大歓迎です。ご指摘等もあれば遠慮なくどうぞお願いいたします。

 それでは、コミケの会場でお会いしましょう!